[ifs] itochu fashion system

















Homeニュースコラム マンスリーファッションレポート > 2008年12月

News release コラム マンスリーファッションレポート

2004200520062007200820092010最新  

■2008年12月

伊藤忠ファッションシステム(株)
マーケティングディビジョン R&Dグループ
 プロジェクトマネージャー 柴田 祐加子

愛される雑誌100冊とファッション観

ファッション雑誌は、その時代のライフスタイルを表す縮図です。今回は、ファッション雑誌のリアルな販売実績を元に、イマドキ女性たちのファッション傾向を読み解いていきます(データ提供:TSUTAYAグループ(株)CCCコミュニケーションズ)。2007年TSUTAYA全店での、15〜34歳女性を対象とした女性ファッション誌販売部数総合ランキングを、5年前のデータと比較しながら、全体傾向を見ていきましょう。


日本人はやっぱりマス志向!?

この5年間の推移を見ると、5年前ベストスリーの『MORE』、『with』、『non-no』の人気は圧倒的で、継続して上位を維持。極端にとんがっていない、いわゆるマス向けのファッション誌ですが、日本人女性がいかに横並び志向が強いかが伺える結果とも言えます。


赤文字系雑誌は『CanCam』の1人勝ち。今後は・・・?

5年前は7位だった『CanCam』。エビちゃん、モテブームに火がついたのは04年頃ですが、その勢いは止まらず、堂々の2位。5年前は6位だった『JJ』の他、13位だった『Oggi』、26位だった『CLASSY.』といった王道OL誌も、『CanCam』人気の影響からか順位を下げています。一方、“脱エビちゃん”傾向も見え隠れしており、今後の行方が気になるところです。


モテの影響はストリート系にも波及。“ゆるカワ”ファッション誌が上位に

“モテ”の影響はストリートやモード系ファッションにも大きく影響を与え、モテに目覚めた女子が急増。原宿でも軒並み個性的なモード派が減少しています。その影響もあり5年前4位の『mini』、同8位の『Zipper』、同18位の『CUTiE』といった、いわゆるストリート系の代表格だった雑誌が順位を下げ、代わって5年前29位だった『Soup.』、同15位の『mina』、同22位の『PS』といった“ゆるカワ系”のカジュアル雑誌が躍進、トップ10内に入ってきています。


ギャル系雑誌のバリエーション増加。ティーンズから大人、専門誌まで

この5年の間に、最も多く創刊されたのがギャル系雑誌。109ブーム以降の日本全国ギャル化傾向が推進されつつある様子。相変わらず人気の高い『ViVi』やティーンズギャル系雑誌『Popteen』に加え、『BLENDA』『GLITTER』といった大人ギャルから、『小悪魔 ageha』『Happie nuts』といった専門ギャル系雑誌が登場するなど、いまだ勢いを見せています。



モード誌苦戦……。等身大“大人ストリート”誌が台頭

いわゆるモード誌は全般的に落ち気味の傾向。もともと多くの読者をターゲットにしている分野ではありませんが、一様に順位を下げています。一方、『In Red』(03年創刊)や『Spring』(5年前は23位)といったモードをリアルファッションに置き換えた大人ストリート誌が順位を上げており、大人になったストリート系が購入している様子も伺えます。

2007年 全国総合ランキング
順位
書籍名
1
non-no
2
Can Cam
3
MORE
4
ViVi
5
with
6
mina
7
an・an
8
PS-Pretty style-
9
POP TEEN
10
Soup
11
sweet
12
SEVENTEEN
13
Myojo 明星
14
ポポロ
15
BLENDA
16
spring
17
Wink up
18
Duet
19
POTATO
20
PINKY
21
AneCan
22
Ray
23
S-Cawaii
24
SEDA
25
小悪魔 ageha
26
IN Red
27
mini
28
サンキュ!
29
GLITTER
30
Zipper
31
オレンジページ
32
JELLY
33
JJ
34
BAILA
35
Oggi
順位
書籍名
36
bea's UP
37
egg
38
GLAMOROUS
39
JILLE
40
JUNON
41
Ranzuki
42
日経WOMAN
43
Happie nuts
44
CUTiE
45
美的
46
FUDGE
47
女性セブン
48
FYTTE
49
MAQUIA
50
KERA
51
VOCE
52
女性自身
53
CLASSY
54
Cawaii!
55
ESSE
56
GISELe
57
レタスクラブ
58
STYLE
59
SPUR
60
LEE
61
装苑(so-en)
62
steady
63
LUCi
64
ar
65
すてきな奥さん
66
Luire
67
週間女性
68
花とゆめ
69
FRaU
70
ELLE JAPON
順位
書籍名
71
COMO
72
おはよう奥さん
73
GINZA
74
NAIL MAX
75
関西スーパーガールセレクト
76
ネイルUP!
77
MISS
78
天然生活
79
FIGARO japon
80
BOAO
81
CREA
82
FINE
83
VERY
84
NAIL VENUS
85
Hanachu
86
ゼクシィ<首都圏版>
87
Gyao Magazine
88
ChouChou
89
Ku:nel
90
関西ゼクシィ
91
美人百花
92
クロワッサン
93
VOGUE NIPPON
94
nicola
95
NYLON JAPAN
96
STORY
97
ES POSHH!
98
Myベストヘア
99
SAVVY
100
OZ Magazine
データ提供:
(株)CCCコミュニケーションズ 問い合わせ先:データベースマーケティング事業部 03-5759-0462
全国のTSUTAYA店舗(約500店舗)における15〜34歳女性の販売実績(1号当たりの平均販売部数)を集計/2007年1月1日〜12月末日

年齢別ランキング分析! 19歳〜22歳 女子大生編
プリクラ世代からハナコジュニア世代へと世代交代・・・女子大生ファッションに変化あり

●“ゆるカワ”ファッション好きハナコジュニア世代
この年齢層は、80年代のバブルの申し子とも呼ばれたハナコ世代(*)を母に持つ子供たちで、ハナコジュニア世代にあたります。ファッション好きのママの影響もあり、小学生でミニモニブームやナルミヤファッションを経験するなど、ファッションに関しては非常に早熟な世代です。一方、コギャルファッションやルーズソックスなど、何かと話題を振りまいてきた上世代(プリクラ世代/現在23歳〜30歳)と比較し、派手で目立つファッションというよりは、全般的に“少しだけ際立ちたい”といったゆる〜い感じのファッション性が見受けられます。

●いいとこ取りの編集ファッションはコスプレ感覚!?
また、今日はかわいくガーリーな感じに、明日は大人っぽくセクシーに・・・など、コスプレ感覚でいろんなファッションを楽しみたいという意識も見られ、極端なギャルファッションや、個性派ストリートに走る・・・というよりは、いいとこ取りの編集型ファッションの傾向が見られます。 この時期は、人生の中で最も自由な時間と豊富な情報を持ち、バイトなどにより自分の判断で自由にモノを買えるようになる時期でもあり、ここでのファッション消費の経験が、その後の大きな刷り込みになるようです。その意味で、注目度の高い年代といえます。

●“コンサバモテ系”vs“ゆるカワモテ系”
女子大生といえば、皆『CanCam』と思いきや、『non-no』『mina』『PS』『Soup.』『SEDA』といったマルチミックス系を甘くした“ゆるカワ”系カジュアル誌が上位に上がっています。また、5年前の同年代で2位、6位にランクされていた『MORE』『with』といったコンサバ誌も、それぞれ33位、30位と、今の女子大生にはあまり支持されていないようで、カットソーにスカートといったコンサバ一辺倒のファッションから、重ね着など、よりファッションを楽しみたい学生が増えているようです。

●ティーンズ〜大人系、過激系まで、ギャル雑誌人気
一方、ギャル系雑誌の人気も高く、定番の『ViVi』や『S-Cawaii!』、ティーンズ雑誌の『Popteen』に加え、大人系の『BLENDA』、キャバ系と呼ばれる『小悪魔 ageha』といった専門誌など、幅広くギャル系雑誌が読まれています。もっともファッションの自由度が高い時期でもあり、様々なスタイルを楽しんでいるようです。

●元祖マルチミックス系のトーンダウン傾向
『mini』『Zipper』といった、いわゆるマルチミックス系の代表格だった雑誌が、軒並みランクを下げています(2002年度、『mini』3位、『Zipper』8位、)。4、5年前は、原宿でも個性的なファッションを身にまとったおしゃれ層が見受けられましたが、現状はゆる〜い、かわい〜ファッションが優勢の様子。このあたりもプリクラ世代からハナコジュニア世代への世代交代の影響や、“モテ”に転じたマルチミックス系の影響が反映されているようです。
順位
書籍名
1
non-no
2
mina
3
ViVi
4
PS-Pretty style-
5
CanCam
6
Soup.
7
Popteen
8
BLENDA
9
PINKY
10
SEDA
順位
書籍名
11
小悪魔 ageha
12
Ray
13
Wink Up
14
Myojo 明星
15
JELLY
16
ポポロ
17
S-Cawaii
18
Duet
19
POTATO
20
sweet
順位
書籍名
21
an・an
22
Zipper
23
egg
24
Happie Nuts
25
Ranzuki
26
spring
27
mini
28
CUTiE
29
JILLE
30
with

大学生19歳〜22歳
コンサバモテ系
ゆるカワ系
ギャル系
◆_読んでる雑誌_◆
CanCam、Pinky、Ray

◆_好きなタレント_◆
香里奈、西山茉希、鈴木えみ、木下ココ、北川景子等

◆_好きなファッション_◆
フェミニンできれいに見える女性らしいスタイルを志向

◆_好きなブランド_◆
ジルスチュアート、アプワイザーリッシェ、プライドグライド、ジョイアス、フリーズショップ等
◆_読んでる雑誌_◆
non-no、mina、PS、Soup

◆_好きなタレント_◆
蒼井優、宮崎あおい、上野樹里、田中美保 、森貴美子 YOU、YUKI等

◆_好きなファッション_◆
ナチュラル感やフェミニンさをプラスしたカジュアルスタイルを志向

◆_好きなブランド_◆
ジーナシス、ローリーズファーム、アナザーエディション、ツモリチサト、ネネット、メルシーボークー等
◆_読んでる雑誌_◆
ViVi、Popteen、BLENDA,小悪魔ageha

◆_好きなタレント_◆
安室奈美恵、梨花、長谷川潤、マリエ、藤井リナ、益若つばさ、舞川あいく等

◆_好きなファッション_◆
セクシーでクールなパンチのある女度の高いスタイルを志向

◆_好きなブランド_◆
マウジー、セシルマクビー、ギルフィー、Jimax、LDS、ソードフィッシュ、ヴァンス等
(*)ハナコ世代:1959年〜64年生まれの現在43歳〜48歳。学生時代は「女子大生ブーム」などで注目された元祖JJ世代。現在は結婚、出産とハナコジュニア母となっているが、ストーリー、ヴェリーミセスとなり、未だに若々しく、姉妹のような母娘を目指している人も。

その他ティーンズ〜30代まで詳細分析、また「感度別にみる10代〜40代シングル女子の消費ニーズ」の共同研究を企画しています。お問い合わせは柴田まで。


===========================================================================================
記事に関するお問い合わせ・ifs情報サービスに関するお問い合わせはこちら
===========================================================================================

 次の記事へ>>

Copyright 2006<title>・3・宴tァッションシステム株ョ芽.・| itochu fashion system co.,ltd. | </title>All rights reserved