2017.03.15 - Event

第9回 ifsミニフォーラム 開催のご報告

当社が注目する消費の兆し・ライフスタイルをテーマに、ゲストをお招きしてお話を伺う、ifsミニフォーラム。

3月7日(火)に開催されたミニフォーラムのテーマは、
話題のカフェや新しいビジネスをプロデュースした石渡康嗣さんに聞く、
仕事のし方、ビジネスのつくり方

今回は、株式会社WAT(ワット)の代表取締役である石渡康嗣さんをゲストにお招きし、20名強の方にご来場いただき実施しました。当日のコーディネーターifs吉水由美子より、トークセッションの様子をお知らせいたします。

WATという社名は、石渡さんのお名前と、「ワッと!」なることをつくる会社という2つの意味合いから命名されたとのこと。その名の通り、「おいしい食べ物をつくるだけでなく、食べ物がおいしくなる場所や人をつくる」ことをビジネスとされています。

サードウェーブコーヒーブームの火付け役となったBlue Bottle Coffee(ブルーボトルコーヒー)や、シングルオリジンのカカオ豆とオーガニックのきび砂糖 だけでつくるBean to Bar Chocolate(ビーン トゥ チョコレート)の専門店Dandelion Chocolate(ダンデライオン チョコレート)を日本にローンチさせたのも、大量生産やチェーン化の結果同質化した飲み物や食べ物があふれる中、「マスではないもの」「クラフトなもの」という選択肢をつくることで、人の意識を少し変える「消費のシャッフル」が起きればという思いから。おいしいコーヒーやチョコレートを提供するだけでなく、店舗のデザインやスタッフの応対を含めて集まる人にとって快適な場所にされています。

また、自治体や企業とのコラボレーションで、街づくりプロジェクトの一環としてのカフェ、「CAFE;HAUS(カフェ ハウス)」(豊洲)、「Cafe & Hall ours(カフェ&ホール アワーズ)」(北品川)「CAFÉ POE(カフェ ポー)」(茅ヶ崎)、「Comma, Coffee(コンマ コーヒー)」(ひばりヶ丘)なども手掛けられています。例えばカフェ&ホール アワーズは、北品川5丁目再開発組合との協業によるカフェと集会室で、カフェの収益を積極的に街に還元し、持続可能な街づくりへの貢献を目指されています。「街にポジティブなエネルギーが生まれ」「人が集まってコトが起こる」ことを意図された、数々のプロジェクト。従来の「コトを起こす」仕掛け人的な考え方ではなく、あたかも自然発生的に人が集まり動くような、そんな環境をつくられているのだと感じました。

カフェや飲食店は作って終わりではなく、スタッフのオペレーションが大事なことは言うまでもありません。手掛けられたお店では何か問題点があっても石渡さんが解決するのではなく、むしろファシリテーターに徹し、スタッフ自ら考えること、何らかの解決策を見出すことを促しているそうです。成長の余白を残すことも大切というお考えからです。

1時間半のトークセッションはあっという間に終わり、その後の懇親会ではDandelion Chocolateとチーズ、オーガニックワインを片手にしたディスカッション、あるいはおしゃべり、が続きました。

ifsミニフォーラム事後報告