2016.08.9 - Press

株式会社あつまる山鹿シルクによる『周年無菌大規模養蚕プラント』着工決定!

伊藤忠ファッションシステム株式会社(以下IFS)では、平成27年度より株式会社あつまる山鹿シルク(以下あつまる山鹿シルク)の事業計画の企画支援等を担当しております。更に平成28年度からは株式会社リバースプロジェクト(以下リバースプロジェクト)も参画し、山鹿市が主体となる『新養蚕産業を用いた山鹿市ブランディングプロジェクト』のプロデュースに取り組んでおります。

近代日本の発展に大きく寄与したにも関わらず、シルク産業の規模は現在、かつての100分の1にまで減少しています。『新養蚕産業を用いた山鹿市ブランディングプロジェクト』では、長年培ってきた日本が誇るシルク研究・技術を活かしながら、熊本県山鹿市内で養蚕とシルク産業を新たに興し、将来的には全国の養蚕業と連携することで、世界に誇る日本の新たなるシルク産業を築いていくことを目指していきます。
同時に可能性ある産業を成功させることを通して、市経済の活力向上と人の流入の増加を図っていきたいと考えております。

この度、山鹿市のブランディングとあつまる山鹿シルクの事業展開における最重要設備『周年無菌大規模養蚕プラント』の着工が決定いたしましたことをご報告ならびに、プラントの詳細についてご案内いたします。

〈周年無菌大規模養蚕プラントのご紹介〉
山鹿シルクプラント建設場所:旧広見小学校跡地(鹿北町芋生)
竣工予定:平成29年3月31日
敷地面積:13,732㎡
延床面積:4,174㎡(1,260坪)/平屋建て)
総工費:約23億円
年産予定:5年以内に100㌧
建設概要:
繭をイメージしたR形状のやわらかさと、山鹿市の山間風景にとけこむよう緑に映えるいぶし銀のカラーリングで親しみの持てる外観としています。内部は、クラス10,000のクリーンレベルを持ち、温度・湿度管理を徹底した、高品質で安定した繭の生産が可能な環境になっております。生産室はクリーンレベルを保持する特性により閉鎖的な空間になるため、職員の休憩用に別途外部の風景が見渡せる開放的な空間を設置するなど労働環境に配慮しています。

主な設備:
1.桑葉調整設備:桑葉の洗浄、脱水、枝の分離を経て真空乾燥させ、最適に保管可能な状態にする。
2.試料調製設備:完成した粉末状の桑葉を用いて、独自に人工飼料を生産することができる。
3.飼育設備:蚕の成長別にゾーニングされ、最適な導線を考慮しレイアウトされている。

生産計画:
無菌養蚕システムにより収繭は年間24回。無菌繭を生産後、群馬県などの製糸工場に製糸を委託し、シルク生糸を販売します。また、将来的には高機能シルクを量産し、衣料のみならず食品や医療、化粧品等多岐にわたる活用を目指します。

雇用計画:雇用条件・必要人員などを現在検討中。2019年までには100名の増員を計画しています。

新たなシルク産業の開拓に向けた大規模な取り組みに、ぜひご注目ください。