Less Micro Plastic
Fiber Action 繊維による汚染を減らし、
海の豊かさと、持続性を守る。

海洋汚染の原因物質として注目されるマイクロプラスチック。
そのマイクロプラスチックの流出源のひとつは、服から落ちた繊維くずです。
海中に存在するマイクロプラスチックの30%以上が繊維由来であると言われています。
服が、気付かない間に海を汚染しています。
この状況は、繊維にかかわる全ての企業に責任があると考えます。
繊維や、それがもたらす豊かな暮らしで、海を汚すことが無いよう、
マイクロプラスチックの出にくい商品開発と利用拡大を推進することが、この取組の目的です。

NEWS

  • 2020.07.30

    レス・マイクロプラスチックのWEBサイトがオープンしました。

MISSION

マイクロプラスチックとはマイクロプラスチックとは

What is Micro Plastic Fiber?

衣類等の繊維製品から脱落した化学繊維の糸くずです。
化学繊維は、オイルが原料のため、プラスチックに分類され、自然に排出されても還ることがなく、汚染につながります。

マイクロプラスチックがどのように環境に影響を与えるのかマイクロプラスチックがどのように環境に影響を与えるのか

How Micro Plastic Fiber damage the nature?

洗濯や日常の使用での摩擦で脱落した糸くずは、自然消滅することなく海へたどり着きます。
そして海中で沈殿したり、プランクトンや魚、海鳥、ウミガメ等が捕食。海そのものの汚染と同時に、海洋生物も汚染します。
最終的には、魚を食べることを通じて人の体内にも取り込まれてしまいます。

フローチャート

マイクロプラスチック排出量マイクロプラスチック排出量

How much does it damage the Nature?

IUCN、国際自然保護連合の2017年のレポート*1によると、全世界の1年間のマイクロプラスチック排出量は、150万トン。
そのうちの35%、52.5万トンは化学繊維由来であると推計されており、最大のマイプロプラスチック排出源なのです。

フローチャート
排出源 比率 実数(トン)
化学繊維 35.0% 52.5t
自動車のタイヤ 28.0% 42.0t
都市由来のちり 24.0% 46.0t
道路舗装 7.0% 10.5t
船体塗料 3.7% 5.6t
洗顔料等のマイクロビーズ 2.0% 3.6t
プラスチックペレット 0.3% 0.5t

*1 出典:Primary microplastics in the oceans/2017, International Union for Conservation of Nature and Natural Resources

マイクロプラスチックを減らすにはマイクロプラスチックを減らすには

How to Reduce the Pollution?

想定される化学繊維の脱落源のひとつは、起毛素材等です。
洋服、インテリア等多用途で用いられる快適素材の代表格のひとつです。
使い慣れたこの素材を、今すぐ使わなくすることは難しい。
そこで、今よりも脱落が起きにくい素材・商品の開発が必要なのです。最新の開発と検査技術で汚染の削減に取り組む、それがこのプロジェクトのミッションです!

Our Solution
  • 独自のマイクロプラスチック
    排出検査(特許申請中)

    独自の技術により、繊維から脱落するマイクロプラスチック量を可視化

  • 排出量の平均の50%以下に
    軽減した独自素材

    トップ生地メーカーとの共同開発により、マイクロプラスチックの脱落が少ない生地を開発。
    ファッション・インテリアブランド様に環境対応素材としてご提案します。

CERTIFICATION

Concept

主なマイクロプラスチック排出源と目される起毛素材の排出量を把握し、
それを可視化・共有するための検査・認証とそれに基づく商品開発を推進する。

Original Fiber Test

  • 検査
    独自の特許検査手法により、これまで定量的検査が困難とされてきた繊維製品から脱落するマイクロプラスチックの排出量を測定します。
  • 認証
    独自検査にもとづき一般的に販売されている化学繊維起毛素材の脱落量を検査し、市場の平均値を割り出しました。そして最新技術により開発可能な脱落量の削減レベルを設定し、それを基準に認証を行います。
  • 商品
    開発
    独自の研究開発から得た知見にもとづき、我々は市場の平均値を大きく下回る脱落量の起毛系素材の開発に成功しました。これらの素材提供や商品開発などのサービス提供も行っております。

一般品のマイクロプラスチック

一般品のマイクロプラスチック

一般品のマイクロプラスチック

脱落を抑えた商品から出たマイクロプラスチック

脱落を抑えた商品から出たマイクロプラスチック

脱落を抑えた商品から出たマイクロプラスチック

Original Standard

一般的起毛素材の繊維脱落量

一般的起毛素材の繊維脱落量
(初回洗濯時)
0.53g/㎡*
*HC Labが独自に一般的に販売されている化学繊維の起毛製品の脱落量を検査した結果の平均値

レス・マイクロプラスチック認定基準

レス・マイクロプラスチック認定基準*
0.25g/㎡
*脱落しづらい生地として現時点で開発・商品化可能性を独自に検討し、設定
まずは、半減させる。
最初から0は不可能なので、段階的に減らし、ゼロを目指します。

Original Certified Materials

  • LMP-1
    Score
    0.15g/㎡
    Less
    71.71%
    タイプ 片面ショートヘア
    品番 LMP-1
    混率 PE 95%,PU 5%
  • LMP-2
    Score
    0.22g/㎡
    Less
    59.14%
    タイプ 片面ロングヘア
    品番 LMP-2
    混率 PE 100%
  • LMP-5
    Score
    0.24g/㎡
    Less
    54.42%
    タイプ 両面シープボア
    品番 LMP-5
    混率 PE 100%
  • LMP-13
    Score
    0.10g/㎡
    Less
    81.14%
    タイプ 片面シープボア
    品番 LMP-13
    混率 PE 100%

TECHNOLOGY

Less Micro Plastic Pollution

一般的起毛製品の半分以下のマイクロプラスチック脱落量で、
繊維による環境負荷軽減に貢献します。

  • つくる責任つかう責任
    2030年までに、人々があらゆる場所において、持続可能な開発及び自然と調和したライフスタイルに関する情報と意識を持つようにする。

    このターゲットに対し、マイクロプラスチックの出にくい繊維製品の供給を通して、マイクロプラスチックによる海洋汚染の防止と同時に、マイクロプラスチック汚染の現状についての情報発信を行っていきます。
  • 海の豊かさを守ろう
    2025年までに、海洋ごみや富栄養化を含む、特に陸上活動による汚染など、あらゆる種類の海洋汚染を防止し、大幅に削減する。

    このターゲットに対し、マイクロプラスチックの出にくい繊維製品の供給を通して、マイクロプラスチックによる海洋汚染の削減に貢献します。
  • パートナーシップで目標を達成しよう
    開発途上国に対し、譲許的・特恵的条件などの相互に合意した有利な条件の下で、環境に配慮した技術の開発、移転、普及及び拡散を促進する。

    このターゲットに対し、マイクロプラスチック排出量検査及びマイクロプラスチックの出にくい生地開発技術の国際展開により、開発途上国で行われる生地開発の環境適合への取り組みに貢献していきます。

Long Life

脱落量が少ないため、生地がすり減りづらい特徴を持つため、長く、きれいな状態を保ちやすくなります
脱落量が少ないため、生地がすり減りづらい特徴を持つため、長く、きれいな状態を保ちやすくなります。

Our Technology

Tighten / つよく締める

Tighten / つよく締める

Tighten / つよく締める
起毛素材から毛羽が抜け落ちる最大の原因は、毛羽立てることにより生地とのつながりが弱くなるためです。我々の技術はこのつながりを締める(Tighten)ことにより強くすることです。それにより毛羽落ちしづらい生地開発を行っています。
1年以上に及ぶ研究開発の結果、毛羽落ちしづらく従来品よりもマイクロプラスチックの排出量が50%以上少ない生地の開発に成功しました。 今後、より強く締める技術の導入などにより、さらなる毛羽落ちの減少を目指します。

PARTNERSHIP

Project Member

  • 伊藤忠ファッションシステム株式会社
    伊藤忠ファッションシステム株式会社
    生地検査・本事業問合せ窓口
    問合せ:
    伊藤忠ファッションシステム株式会社
    レスマイクロプラスチックプロジェクト事務局
    less.microplastic@ifs.co.jp
    https://www.ifs.co.jp/
  • HC Lab(Human Centric Laboratory)
    HC Lab(Human Centric Laboratory)
    生地検査対応
    問合せ:
    伊藤忠ファッションシステム株式会社 
    レスマイクロプラスチックプロジェクト事務局
    less.microplastic@ifs.co.jp
    https://www.ifs.co.jp/works/hc_lab_ver2018/
  • 伊藤忠商事株式会社
    伊藤忠商事株式会社
    認証生地・商品開発問合せ窓口
    問合せ:
    伊藤忠商事株式会社 繊維カンパニー
    ファッションアパレル第二部 スポーツウェア課
    lmp@itochu.co.jp
    https://www.itochu.co.jp/ja/business/textile/field/02.html
  • 特定非営利活動法人エバーラスティングネイチャー
    特定非営利活動法人エバーラスティングネイチャー
    アジア地域の海洋生物及びそれらを取り巻く海洋環境を保全していくことを目的に1999年8月に設立された団体です。
    小笠原諸島やインドネシア、関東沿岸域を中心にウミガメの保全活動や調査研究を行っています。
    海洋ゴミやマイクロプラスチックにも注目し、死亡漂着するウミガメのゴミ誤食状況やマイクロプラスチック含有状況を調査しています。
    https://www.elna.or.jp

How to Join Our Project

  • 趣旨
    この問題は繊維業界全体で取り組むべきものであると考えています。
    検査、商品開発を通して多くの企業様にご参加頂きたいです。
  • 参加方法
    1)独自開発された生地や製品の検査を通して認証を取得する
    2)検査により認証されている生地を活用する(認証生地を活用した商品開発を行なう)
    3)認証を取得し、認証マークを利用する
    4)脱落量の減少に向けた共同研究や共同開発を行なう
    5)その他(ご要望をお聞かせ下さい)

Property for the Alliance

プロジェクトが提供するもの

  • 01
    特許取得検査に関する情報及び検査結果(結果はサイト上で公開します)
  • 02
    認証された素材やそれを活用した商品開発のルート
  • 03
    認証マーク
  • 04
    認証タグ・ピスネーム
  • 05
    現状・課題・展望を共有するためのイメージ画像
  • 06
    プロジェクトとしての情報発信(それぞれの取組の発信)