コロナ禍に於けるバーチャルネットワーキング Lunchclub

■人との繋がり方が新しく変わる。
世界初、AIで繋ぐビジネスマッチングサービス

https://lunchclub.ai/
バーチャルで似たような興味を持つプロフェッショナルを繋ぐサービスLunchclubがコロナ禍でその需要を伸ばしている。Lunchclubは、LinkedinやInstagramとは一線を画すビジネス系の出会い系サービスで、ランチタイムやコーヒータイムといった隙間時間を利用してマッチングされた2名が45分程度出会うシステムだ。同サービスは特に、キャリアアップ、スタートアップの資金調達、または新規のビジネスアイディアやパートナーシップを模索するプロフェッショナルの間で注目されている。

■face-to-faceのミーティングから
バーチャルミーティングへの移行

Lunchclubは2017年、Vladimir Novakovski氏、Hayley Leibson氏とScott Wu氏によってカリフォルニア州サンフランシスコで設立された。設立当初は、サンフランシスコ、ニューヨークやその他の都市を拠点にユーザーに対面でのミーティングを促していたが、新型コロナウィルスの感染拡大を受けて、昨年3月からミーティングの場をオンラインへと移行。マッチングした双方の紹介はe-mailで、実際のミーティングはGoogle Meetでバーチャルに行われている。この移行により、パンデミック前よりも10倍以上のミーティングが毎週行われていると共同設立者のNovakovski氏は話す。現在は、サンフランシスコベイエリア、ロサンゼルス、ニューヨーク、オースティン、シアトル、ロンドンを拠点にサービスを展開しているが、同サービスは招待制で、新規会員はウェイティングリスト待ちだという。

■未来のプロフェッショナルネットワーキング

Linkedinのようなソーシャルメディアネットワークでは、大量のプロフェッショナルと瞬時に容易に繋がることができるが、繋がりの質に関してはばらつきが多く、通常、Linkedin外のオフラインでの人間関係に発展することはなかなかないのが実情。一方Lunchclubは、未来の仕事に於ける新しい繋がりを容易に、有意義に、そして面白いものになるように促進することをミッションに掲げ、オフラインの人間関係を繋ぐスタートアップ。機械学習を導入し、プライベートドメインやパブリックドメインからユーザーデータを辿り、似たような興味を持つプロフェッショナルをバーチャルで繋ぐサービスを提供する。IT関連で起業を考えている利用者によると、自分が面白い、インスピレーションを感じた!と思った人と出会えた確率は8割程度だという。マッチングした人々の中には、話すうちにビジネス以外の共通点や趣味があることが分かり、友人関係へと発展するケースもあるようだ。

■Lunchclubの利用方法

ユーザーはまずLunchclubのウェブにサインアップし、名前、メールアドレスとロケーションを入力。次にサービス利用目的(面白い人々に会いたい、投資や起業等)や興味・関心事に関する質問に答え、自身の簡潔な経歴を書く。その後、ミーティングの頻度や都合の良い時間帯を選ぶという至ってシンプルなプロセスだ。後は、LunchclubのAIが1対1のビデオミーティングの招待状を送ってくるのを持つだけ。
現在Lunchclubのサービスは無料であるが、将来的には、企業が求める人材と繋がる為の企業向け有料サービスの展開も検討しているという。パンデミック禍で、同サービスの使用が急増したことを受け、同社の企業価値評価は1億ドル(約104億円)以上とも言われ、直近のラウンド投資でCoatue(https://www.coatue.com/)やLightspeed Venture Partners(https://lsvp.com/から2400万ドル(約25億円)の資金調達に成功した。
今後もバーチャルな環境での新たな人脈構築が盛んになっていくと予想される。

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