~コト消費のその先は?~「ああはなりたくない!」若者メンズの健康意識

ウェルネスという言葉が一般的になり、アラサーを目前にした若者は、身体の変化を感じ始めて食生活や健康に対して意識をもちはじめています。特に考えてはいるものの、どのように行動に移していいかわからない若者メンズの間では、手軽なサプリに注目が集まっているようです。そんな中、サプリもパーソナライズ提案してくれるサービスがあると聞き、団塊ジュニア世代(1971~76年生まれ)の先輩を誘い、一緒に体験してきました。「サプリは効果がわからないから今まで飲んだことがない」という先輩のカウンセリングからその後の様子を間近で見て感じたことをレポートしたいと思います。


今回体験したのは、ドラッグストアの一角で管理栄養士によるカウンセリングを受け、お悩みに合わせたサプリメントをオーダーメイドで組み合わせて分包してもらうサービスです。カウンセリングには事前予約が必要で、予めWEB上で生活や健康状況についてのアンケートに答えてから来店する流れになります。

私はまだ具体的な悩みを抱えていなかったため、日常生活を思い出しながら気になることを改めて考え、なんとなく疲れを感じていること、肌とお腹の調子が良くないことを漠然と伝えてみました。一方、先輩は私とは対照的で、自分の悩みとそれに対して今まで試してきた漢方のこと、カウンセリングで悩みの原因だと言われてきたことなどを詳細に伝えており、こんなに色々と対策していたのかとびっくりしました。自分の身体にしっかりと向きあい、様々な経験を通して多くの知識を持っている先輩の様子を目の当たりにして、今まで何もしてこなかった自分に対し、軽い焦りさえ感じ、信頼できるプロからの薦めもあって、迷うことなくサプリメントを購入してきました。毎日飲み続けてみたところ、なんとなく寝起きがすっきりして疲れが取れてきた気分を味わうことができ、嬉しくなって先輩に伝えてみたのですが、「でもサプリは補助食品でしかないからね、やっぱり薬として即効性があるもののほうが僕には向いている」とまさかのコメント!


しかし、カウンセリングでの先輩の様子を思い返してみると、先輩は、効果を得られるものですぐに改善したいという強いこだわりを持っていたので、予防目的や補助的な役割で摂取するサプリメントはやっぱり合わなかったのだとすぐに納得がいきました。


私自身が、今後、今の先輩の年齢に近づいたときに、どのような健康対策をしていくのかはまだわかりません。しかし、予防意識が高いと言われているアラサー世代は、健康に対する悩みが重くならないうちに今から予防して、身体の衰えを少しでも遅らせたいという気持ちを持っています。実際、私自身も今回の先輩の姿を見て「先輩のように悩まないために、今どうするべきか」という逆算の意識が強く働き、再購入してサプリメントを飲み続けています。今どきの若者が未来を描くときの特徴として「ああなりたい」より「ああなりたくない」という気持ちが強いと言われていることを、身を持って感じた体験となりました。


(先輩からのコメント)

今回のレポートを読み、自分がいかに即効性を求めてパーソナライズサプリを体験していたかを客観的に知り、自分でもびっくりしてしました。この時の私の切実さが、改めて伝わってきます。私自身は、やる以上は効果のあるものを求める意識を元来持っている上、加齢に伴う体の衰えを実感するようになり、なおのこと「効果」を求めているのだと思います。それにしても、「ああなりたくない」と反面教師的に見られているなんて、軽くショックです(苦笑)

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