2024年のifs Sustainable Futures Lab(iSFL)活動まとめ

2023年7月に発足した法人向け会員コミュニティサービス「ifs Sustainable Futures Lab」。
現在は約60社のみなさまにご加入いただいており、さまざまなコンテンツを通して学びや交流を提供しています。

一方的にお伝えするだけではなく、会員の皆さまやゲストの方々、訪問させていただいた先々の皆さまとの対話から新たな知見や発見を得たり、コミュニティとしての一体感もますます醸成されています。

ここでは、2024年度に会員の皆さんと一緒に経験してきた、盛りだくさんの内容を改めて振り返り、ご紹介します。

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iSFLフィールドワーク

1年に3回開催している、スタンダード会員向けのオフラインイベント。

社会にサステナビリティを実装する取り組みを行っている現場を体験していただけるイベントをご用意しています。最前線に触れることで得られる知見やアイディア、課題解決のヒントを持ち帰っていただけます。

2024年7月5日 第5回
「植物と地域コミュニティと企業が共生するまちづくり」



「まちの緑を、自分たちの手で」をテーマに、世田谷区下北沢を中心に活動する「シモキタ園藝部」さんの
活動場所にお邪魔し、これからの地域コミュニティのあり方、そして企業がどのように関わっていけるのかについてお話を伺いました。

ウェルビーイングやサーキュラーエコノミーの観点からも、再び注目が高まる地域コミュニティ。
企業として、市民として、どうすればサステナブルな関係性を築いていけるのか――そのヒントを探りました。

《学びポイント》
・下北沢で育まれる緑の循環
・これからの地域コミュニティについて

・企業として地域コミュニティにどう関わるのか

2024年9月18日 第6回
「積水ハウスが取り組むサステナブルな暮らしの実現とその裏側」



茨城県古河市にある積水ハウス株式会社さんの「Tomorrow’s Life Museum(トゥモローズ ライフ ミュージアム)」と「エコ・ファースト パーク」に伺い、生活者のライフスタイルの変化や、その背景にある社会・環境の潮流、
そしてサステナブルな暮らしについて学びました 。
 
最先端のライフスタイル型モデルハウスの体験や、建築廃棄物を100%リサイクルする資源循環センターの仕組みの見学、積水ハウスさんのリサーチャーやデザイナー、ifs未来研究所の研究員の視点を織り交ぜた生活者の潮流に関するトークセッションを行いました。
 
【学びポイント】
・長年のリサーチの結集であるライフスタイル型モデルハウス群から、生活者のニーズと未来の暮らしを体感する
・建築廃棄物は100%回収しリサイクル。トレーサビリティ実現への熱意と工夫を聞く
・これからの暮らしはどう変わる?潮流と実装の裏側をひも解く

当日の様子はこちらより


2025年3月5日 第7回
「企業による次世代支援×共創の場づくり」



パナソニック株式会社創業100周年を機に渋谷に開設された共創拠点「100BANCH」にお伺いし、
「100年先の世界を豊かにするための実験区」というコンセプトのもとに行われている取り組みについて
学びました。

施設の見学に加え、実際にプログラムに参加されている若い世代の方々からお話を伺うことで、
企業の創造性を高める仕組みや、共創的な場づくりに必要な視点、さらには次世代との関係性の築き方について多くの気づきを得る機会となりました。

《学びポイント》
・次世代や異業種の企業との持続的な共創関係のつくり方を体感的に学ぼう
・インキュベーティブな活動のプロセスや成果を事業や社会に還元する方法を学ぼう
・実験的な取り組みが行われている現場の雰囲気に触れて、未来へのわくわくした気持ちを高めよう

iSFLカンファレンス

1年に4回(約3か月に1度)行っている、座学形式の勉強会がiSFLカンファレンスです。
スタンダード会員の方には懇親会つきのオフライン参加、ライト会員の方はZoomを通したオンライン参加が可能です。

ifsのナレッジをお届けするパートや、さまざまな専門分野をもつゲストの方とのパネルディスカッション、
会員様どうしで交流しながら議論する意見交換など、豊富なコンテンツを用意しています。

各回の様子は一定期間アーカイブとして会員サイトからも確認できるため、
後からご入会いただいた方もご覧いただけます。

2024年5月23日 第5回
「世代を超えたサステナブルなモノコトの広げかた・続けかた」

 

ifsではこれまで、時代の変化をとらえる定点として「世代」に注目してきました。
こうした視点をもとに、企業がサステナビリティを推進するうえでの課題を「世代間の視点の違い」という観点から紐解きました。

ifsがこれまで蓄積してきた世代知見をもとに、若者世代と上世代の共通点や違いを整理・ 共有するとともに、ゲストに株式会社SEAMES 代表のコミンズ・リオさんをお迎えし、 若者に近い立場での実践を交えながら、世代を超えてサステナビリティを促進していくための視点やアプローチについて意見を交わしました。

《学びポイント》
・世代を切り口にサステナビリティに対する考え方や行動の違いを把握する
・サステナビリティに対する考え方や行動の違いの背景を理解する
・考え方や行動の仕方の違いを超えて社内外に取り組みを広げていく方法を考える

2024年8月29日 第6回
「生活者とともに進めるサステナブルアクション」



「住まいや暮らし」にフォーカスを当て、日常生活の中で生活者とともにサステナビリティに向けたアクションを
どう進めていくかを考えるプログラムを実施しました。
 

ifs未来研究所の研究員によるレクチャーや会員企業様の取り組み事例を通じて、
生活者の行動変容につながる実践的なヒントを学びました。

トークセッションやグループワークを通じて、参加企業の皆さんが自社で取り組める次のアクションを考えていただける機会となりました。

《学びポイント》
・暮らしにまつわるサステナビリティの潮流と各社の取り組みを知る
・各社の共通点や課題を元に生活者の行動変容を起こすための必要なアクションについて考える
・社内外に取り組みを広げていくために取り組むべき次の一手を考える  

2024年10月24日 第7回
サステナビリティのこれまで・これからと
押さえておきたい課題解決の基本姿勢



サステナビリティ実現に向けた足固めの機会として、基本的な考え方や課題への向き合い方を再確認し、
今後の取り組みの方向性を展望するプログラムを実施しました。

ifs未来研究所の研究員からは、生活者のサステナ意識に関する最新調査結果をもとに、今後の生活の展望についてミニレクチャーをお届けしました。
さらに、社会環境課題への取り組みの場づくりに長年携わり、その動向をウォッチされてきた武蔵野大学の鈴木菜央さんをお招きし 、サステナビリティの実装に欠かせないマインドセットや国内外の動向についてお話しいただきました 。

参加企業様同士の対話も交え、それぞれの立場から持続可能な取り組みを進めるための視点を深める時間となりました。

《学びポイント》
・サステナビリティ推進の取り組みを持続にするために常に立ち戻りたい基本姿勢を知ろう
・サステナビリティ推進の動きが全体として今どのような段階にあるのかを俯瞰しよう
・注目の事例からビジネスをはじめサステナビリティをコンセプトにした活動を実際に推進していくためのヒントを得る

2024年12月5日 第8回
「iSFL フェスティバル 2024 ~学びと実りの収穫祭~」



2024年の締めくくりとなるカンファレンスでは、これまでの活動を振り返るとともに、会員企業様同士やゲストとの対話を通じて、課題や取り組みへの理解を深め、次年度へのヒントを持ち帰っていただけるプログラムを実施しました。

前半の振り返りパートでは、iSFLの歩みとともに「iSFLの歩き方」を紹介し、対話をより充実させるための視点を共有しました。後半のトークセッションでは、関心のあるテーマごとにゲストや参加企業様同士で自由に意見交換を行い、実践的な学びが生まれました。

終了後は、オフライン参加の皆さま向けに ITOCHU SDGs STUDIO 内「星のキッチン」で
年に一度の交流会を開催し、分野を越えてつながりを深める貴重な時間となりました。


《学びポイント》
・共創するコミュニティ:チームとして対話する時の姿勢や心構えを再確認する
・これまでの学びや活動の振り返りを行い、ゲストの「それから」を学ぶことで、ビジネスの解決のヒントを持ち帰る
・会員企業との対話を通じて様々な視点からの気付きを得る

2025年1月30日 第9回
「アーバニスト的視点で捉え直す、
サステナブルな都市とモノのありかた」



普段とは異なる視点で都市や暮らしを眺め体感し、その価値を捉え直すことで、サステナブルな社会やモノのあり方を考えることを目的に実施しました。

ゲストに、都市体験のデザインスタジオ・一般社団法人for Citiesのお二人をお迎えし 、レクチャーでは「アーバニスト」(=自分たちの街を自分たちの手でつくる市民の自覚を持つ人 )としての視点や活動事例を学びました。
その後、レクチャーで学んだ視点をもとに、体や五感を使って都市やモノのあり方、そしてその価値を捉え直す体験に取り組みました。
 
グループワークでは、参加企業様がそれぞれの気づきを共有し、多様な視点からサステナブルな社会のあり方について考えを深める時間となりました。
 
《学びポイント》
・都市や暮らし、社会に自主的にかかわる「アーバニスト」的な視点、在り方を知る
・普段と違う視点で街や暮らしを眺め、体感することで価値を捉え直す
・学びや気づきを対話を通じて交換し、より多様な観点を持ち帰る

ジャーナル

1年に6回、隔月の終わりごろにPDF形式で発行しているiSFLジャーナル。

毎回ひとつテーマを決め、関連したサステナブルな情報をお伝えするべく
ifs未来研究所を中心にした社内のナレッジや、有識者へのインタビューなどを掲載しています。

vol.5「ウェルビーイングからひも解く持続可能な暮らしとビジネス」






vol.6「住まいの空間からとらえるサステナビリティ」






vol.7「生活者とコミュニティからみるこれからの社会」






vol.8「iSFLのこれまでとこれから」






vol.9「生活者と会員を知ろう」






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今後も多様なコンテンツをお届けしてまいります。ぜひお楽しみにしていただけると幸いです。また、これからご入会いただく会員様も随時募集しています。iSFLに関する資料やお問い合わせはこちらのページからご覧ください。
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