ifs未来研究所

モノや情報が溢れ返り、ひとつの商品やサービスをとってみても“生活者”自身が常に理性的に判断できる範疇を超え、ますます複雑化。
生活者の感情や心に訴え、自分ごと化させ、共感してもらうというプロセスが必要不可欠になっている今だからこそ、ifs 未来研究所では、「時代の気分」「生活者の価値観」「ビジネスの可能性」といった視点から、少し先の未来について様々な切り口から情報を発信。

コラム

  • キャッシュレスは何をレスしてくれるのか?

    10月からキャッシュレス・消費者還元事業が始まった。政府はキャッシュレス比率を2025年までに40%まで引き上げる(経産省試算の現状キャッシュレス比率は18.4%)という方針と、消費税率引上げに伴う需要平準化対策として導入された。

    コラム 太田の目
  • ~コト消費のその先は?~ 新たなサードプレイス、コミュニティに特化した習い事が人気

    近年の働き方改革による残業の減少などに伴い、時間の有効活用として習い事を始める若者が増えているそうです。数年前には、LINE世代の1つ上のハナコジュニア世代の間で、将来を見据え、自分のキャリアアップや“個”としての生活力・女子力アップを目的として、習い事に通う若者が増えましたが、今どきの若者は、職場や既存の人間関係以外のサードプレイスとして新たな出会いやコミュニティを形成する場や、自分自身と向き合い、見聞を広げ経験値を増やす場として習い事を捉えているようです。

    コラム モノを買わない世代の気分消費
  • 新しいリテールの在り方:Community is the new retail(ビューティー編)

    前回のレポートでは、同じ興味を持つ人々が集まるコミュニティの確立と成長こそが、新しいリテールの機会を創出しており、昨今勢いにのるフェスやコンを事例に、コミュニティが発信するリテールの新しい在り方をレポートさせていただいた。今回のレポートでは”ビューティ編”と称して、ビューティ関連のコミュニティ作りを探っていきたいと思います。

    コラム 海外レポート
  • 過渡期を迎える上海商業施設(後編) 大規模開発ラッシュで市場は飽和状態を迎えたか?

    経済成長とともに、圧倒的な規模で商業施設の開発が進む中国・上海。前号では、上海の商業施設について4つのタイプに分類し、①大商業集積+エンタメ型巨艦施設②コンセプト型施設について紹介した。後編では、歴史的な建物をリノベーションしてコンセプチュアルな施設に仕立て上げ、大規模な商業集積施設とは一線を画す③リノベーション&コンセプト型施設と、比較的感度が高く、鉄道、住宅、オフィス、ホテル、商業が複合的に集約されている④多機能集約型施設を紹介したい。

    コラム FASHION ASPECT
  • 大規模停電で見たリアルの力

    台風15号による大きな被害が千葉県を中心に起きた。これまでに例を見ない大規模停電や断水により人々の生活に影響を及ぼした。私が住む家の周辺も、月曜日未明から水曜日の夜まで停電という状況になった。あちらこちらで信号機や街灯もつかない状況になり、市内全域が暗闇に包まれた。

    コラム 太田の目
  • ~コト消費のその先は?~ アラサー目前、気になりはじめたLINE世代の抜け毛・薄毛ケア

    近年のジェンダーレスな考え方の浸透を背景に、美容=女性のもの”という固定概念も弱まり、男性の美容意識の高まり、市場規模も大きくなっていると聞きます。特に若者は、将来に対する不安感から「予防ケア」に対する意識や興味関心が高いと言われていますが、アラサーを目前にしたLINE世代の男性の中では、”抜け毛・薄毛”を身近なこととして捉えはじめ、その対策に気を使いはじめる人たちが増えてきていると感じています。 今回はプリクラ下世代(82~86年生まれ)の男性の先輩を誘って、ヘッドスパで”抜け毛・薄毛ケア“を体験し、世代によるケア意識や行動の違いを探ってみました。

    コラム モノを買わない世代の気分消費
  • 新しいリテールの在り方:Community is the new retail

    今回は、コミュニティが発信する新しいリテールの形を探ってきたいと思います。

    コラム 海外レポート
  • Gen Z世代の最新「食」動向

    Gen Zは、1994年から2010年代半ば生まれの9歳~25歳(文献によっては1990年代半ばから2000年代初期生まれ)をさす。Gen Zと呼ばれる彼らは、現在米国に約6500万人存在し、2020年までに米国消費者の40%を占めると言われている。ミレニアル世代の後発組と年齢が近いGen Zの先発組は、既に成人を迎え労働市場に参入。現在彼らの消費力は 440億ドルとも言われ、その消費力は年々増加の一途を辿っている。Gen Zは、コト消費を重要視し、Foodieの異名を持つミレニアル世代と嗜好が比較的似ていると言われるが、こと食に関してはミレニアル世代とは少し違った価値観を持っているようだ。

    コラム 海外レポート
  • 過渡期を迎える上海商業施設( 前編) 大規模開発ラッシュで市場は飽和状態を迎えたか?

    大規模商業施設の開発ラッシュが続く中国。なかでも上海は、2018年に開業した商業施設は50施設以上、総面積が500万平方メートルを超えたとも言われており、商業施設開発エリアとしては世界トップクラスと言っても過言ではない。しかし、2013年を境に売り上げと売り場面積の伸び率が乖離し始め、最近では開発するほど効率が落ちるという状態に突入しているという。本号と次号の2回にわたり、過渡期を迎える上海の商業施設の現状をリポートする。

    コラム FASHION ASPECT
  • 新品好きの日本人は他人のお古で心が満たせるか?

    全てのものが「所有価値」から「使用価値」にシフトしつつあるという。日々の暮らしに必要なものは、どこかから、レンタルするか、誰かとシェアするか、サブスクリプションを利用すればいい。都度、最も効率的で、最もパフォーマンスに優れたものを調達し、必要なくなれば返せばいい。実にスマートな選択である。

    コラム 太田の目
  • ~コト消費のその先は?~ 音楽<コミュニケーション? ライン世代の“ゆるい繋がり“

    フェスやライブのような音楽イベントは、LINE世代を中心としたコト消費の象徴として、不特定多数の人と一体感を得る場=コミュニティの場として不可欠な存在となっています。とくに最近では、カジュアルな音楽イベントが目立つようになってきています。例えば、飲食店のような場所で身近な場で集まって行われるもの、アパレルショップや古着屋が”音楽+洋服“をテーマに主催するものといったように、音楽+αで楽しむ空間が増え、そこに集まる人の参加意識もフェスやライブに求めるようなものとはまた少し変わってきているように思います。 今回は、ハナコジュニア世代(1987~1991年生まれ)の先輩と手軽に音楽を楽しめるカジュアルバーを訪れ、そこに集う人たちの楽しみ方や、世代間の違いなどを探ってきました。

    コラム モノを買わない世代の気分消費
  • アフリカ系アメリカ人デザイナーの台頭:彼らの成功の背景~

    2018年3月、Louis Vuittonの新メンズ アーティスティック・ディレクターに同メゾン初のアフリカ系アメリカ人デザイナーVirgil Abloh氏が就任し、世間を騒がせたことは記憶に新しい。長らく白人優位が顕著で、著名なアジア人デザイナーも数えるほどしかいないラグジュアリーブランドに於いて、アフリカ系アメリカ人デザイナーがビッグメゾンのアーティスティックディレクター、実質メンズデザインのトップに抜擢されたことは歴史的な瞬間だと言える。

    コラム 海外レポート
  • 21世紀型ライフスタイル -楽しい!で関わる・転じる・広がる暮らし

    21世紀に入って20年、社会・情報環境が多様化、フラット化する中で、暮らし方はどのように変化しているのか。伊藤忠ファッションシステム株式会社(以下、ifs)では定期的に生活者リサーチを行っているが、今回は「21世紀型ライフスタイル」を捉えるべく、「生活先行層」にフォーカスし、彼らの価値観・行動を探った。その共通項から見えてきた「21世紀型ライフスタイル」に欠かせない要素を紹介する。

    コラム FASHION ASPECT
  • PBと宝探し消費とオフプライスストア

    大手小売業はプライベートブランド(PB)を強化している。モノが売れない時代に利益率を確保しようとすれば、自らリスクを張って商品を開発することが必要不可欠となる。逆にNBメーカーは棚を確保しようとすれば、PB商品の開発・製造を受託しなければならない状況になっている。

    コラム 太田の目
  • ミレニアル世代の消費動向:モノを所有せず「借りる」マインドセット

    昨今、米国に於ける多くの若年層が“モノを所有しない”という選択をしている。デジタルネイティブである彼らは、デジタル端末を駆使して瞬時に多様なサービスと繫がり、必要な情報はオンライン上で事足りるため、常に変化するモノやサービスに時間、労力やお金を払って所有するよりも、必要に応じて借りることを好む傾向にある。

    コラム 海外レポート
  • ~コト消費のその先は?~ 話題の次世代食材、フェイクミート!

    昨今のヘルシー志向・健康ブームを背景に、「サスティナビリティ」「SDGS」の観点からも注目を集め始めている「フェイクミート」。大手スーパーでは代替肉のコーナーが設置されたり、大豆メーカーの「マルコメ」が商品化したり広がりをみせています。また、動物飼育による膨大な温室効果ガスの排出など地球環境へ配慮からだけではなく、2020年の東京オリンピックに向けて宗教上の理由で食べ物を制限する方たちも迎え入れられるようにビーガン専門店や通常のメニューの他、ビーガンメニューを追加提供するレストランも増えてきています。 今回は、団塊ジュニア世代(1971~1976年生まれ)の先輩とフェイクミートメニューを提供するお店へ足を運び、兆しトレンドが私たちLINE世代や上の世代にも受け入れられそうか、実際に体験して感じたことをレポートしたいと思います。

    コラム モノを買わない世代の気分消費
  • ファッション業界にディスラプションを起こすリセールビジネスとパワーセラー

    現在、米ファッション業界では、リセールビジネス(再販)が勢いを増している。世界のビジネス情報レポート及びサービスを提供する調査会社Global Data(https://www.globaldata.com/)の調べによると、2018年、中古アパレル市場規模はリセールEC、スリフト(リサイクルショップ)、寄付をあわせて240億ドルを突破し、5 年後の2023年には510億ドルに達すると予測されている。また、二次流通ビジネスは過去3年間、一般の小売市場より21倍も早く成長していることがわかった。

    コラム 海外レポート
  • 持続可能なビジネスへ ファッション業界と「 断捨離」 

    すっかり定着した「断捨離」。確かに、家庭のタンスに眠る着なくなった洋服を処分して、空間も気持ちもスッキリさせようという人たちが増えている。今、「断捨離」を行うのは消費者だけではない、ファッション業界の各企業も自らの事業について、「断捨離」的発想でさまざまなものを見直している。業界内で起きている様々な「断捨離」を巡るビジネスの動きを考えてみたい。

    コラム FASHION ASPECT
  • 品切れと奪い合い

    以前よりも話題の少なくなったファッション業界にとっては、ニュースになるだけでも貴重に感じてしまう。これらの限定商品は、発売される数量に対して、その商品が欲しい人の数が大きく上回っていることに加え、今買わないと買えなくなってしまうという事情が相まって奪い合いが生じた。さらには、これを転売してひと儲けしようと企む人がその行列に加わり、メディアに取り上げられることでさらに希少性がましていく。

    コラム 太田の目
  • ~コト消費のその先は?~ セルフエステの新業態、完全個室で通い放題!

    私たちLINE世代(92~96年生まれ)は、モノを所有せず「シェアリング」できることに価値を見出す傾向が強いと言われています。近年、そんな若者をターゲットに、欲しいモノや情報だけを他者と共有しながら定額制で利用できる「サブスクリプションサービス」が様々なジャンルで誕生し広がりを見せています。デジタル領域でのサービスのみならず、小売業や飲食業といった非デジタル領域でも加速しており、最近では、セルフエステまでもがサブスクリプション化し若者女子の間で人気急上昇中です。  今回は、アラフォーのプリ上世代(77年~81年生まれ)の先輩と一緒に「定額制セルフエステ」を体験し、若者に人気のポイントと世代間の感覚の違いをレポートします。

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