ifs未来研究所

モノや情報が溢れ返り、ひとつの商品やサービスをとってみても“生活者”自身が常に理性的に判断できる範疇を超え、ますます複雑化。
生活者の感情や心に訴え、自分ごと化させ、共感してもらうというプロセスが必要不可欠になっている今だからこそ、ifs 未来研究所では、「時代の気分」「生活者の価値観」「ビジネスの可能性」といった視点から、少し先の未来について様々な切り口から情報を発信。

  • デザインはどこに向かうのか?

    三宅一生さん、森英恵さんという、日本のファッションを世界に知らしめた2人のファッションデザイナーが相次いでこの世を去った。お二方が日本のファッションに与えた功績は非常に大きい。この時代は、まさに「イッセイミヤケ」「ハナエモリ」というブランド名が象徴するように、デザイナー個人のクリエイティビティがブランドになっていた時代だ。

    コラム 太田の目
  • フェムテックムーブメント@日本繊維製品消費科学会誌

    2020年は「フェムテック元年」とも言われ、2021年には続々とこの分野への参入を検討する企業が現れ、日本におけるフェムテック市場の存在感が日に日に高まってきている。「フェムテック」は、「Female(女性)」と「Technology(テクノロジー)」をかけ合わせた造語で、女性の健康課題をテクノロジーで解決する製品やサービスのこと。本学会では、第44回の消費科学講座(2022年3月開催)で、「女性のウエルネス課題をテクノロジーで解決する~フェムテック~」を取り上げた。

    コラム 人権 サステナビリティ
  • サステナビリティ戦略アップデート             第8回「収益性と社会・環境価値を伴う脱炭素経営ビジョンの見つけ方」  ifs未来研究所 山下徹也

     6月号では、脱炭素経営シフトにあたり、国際動向把握、カーボンマネジメントの重要性、外部環境の蓋然性低下に備えた複数シナリオの重要性、脱炭素経営のリスクや機会を説明させていただいた。また、脱炭素経営シフトの進め方の一例としてフレームフロー(図表1)で全体を展開し、フレーム01(図表2)では、国際間の枠組みが及ぼす影響、未来の社会情勢予測等、基礎情報をインプットし、既存コア事業と脱炭素の重なる点を大局で捉え、社内全体で目指す将来のゴールイメージを描くフレームを紹介させていただいた。  本稿ではフレーム02(図表3)の一部を抜粋し、その考え方や背景に触れていきたい。少し聞き慣れない言葉も使用させていただくが、今後脱炭素に取り組む際に頻出する言葉でもあるのでぜひ聞き慣れていただけると幸甚である。

    コラム ifsインサイト サステナビリティ
  • サステナビリティ対談 vol.2 「ファッションと人権」

    「変わらない未来へ、変えていこう」 豊かさが続く未来に向けて、今できること。 そんな未来のムードが、今感じられること。 未来をより魅力的にするサステナブルな情報をお伝えしていきます!

    対談 動画 サステナビリティ
  • 巣立ち消費

    ここ数週間は、毎日、10万人を超える新型コロナウィルスの新規感染者数が記録される「第7波」という状況を迎えている。国内の累計感染者数も1270万人を超え、ついに国民の10人に1人が感染したという状況になった。

    コラム 太田の目
  • 公式YouTubeチャンネルがスタートしました

    【ifs未来研究所では、この度YouTube公式チャンネルをスタートしました】 「変わらない未来へ、変えていこう」 豊かさが続く未来に向けて、今できること。 そんな未来のムードが、今感じられること。 未来をより魅力的にするきっかけを。 多彩なゲストと独自の視点で「体験体感」をお届けするサステナビリティ情報番組です。

    対談 動画 サステナビリティ
  • チル経済圏

    中間層の喪失によって、ファストファッションやコモディティ商品以外のマーケットや、ビジネスモデルに変化が生じてきている。これまでの、分厚い中間層を狙ったマス向けの商品をリアルな店舗で売るというビジネスモデルは、成り立たなくなってきているようだ。

    太田の目 コラム
  • サステナビリティ戦略アップデート             第7回 「ビジネスと人権」世界および日本の動向                    ifs未来研究所 山下徹也

    これまでの連載で気候変動リスクへの対処を企業のサステナビリティ戦略の最重要視点に掲げてきたのは、SDGs目標の多くに梃子として効いてくるためである。 今日のグローバルの社会情勢は、新型コロナウイルスやウクライナ紛争など見通しづらい問題が複層化し、その影響から市場メカニズムが反応し急激な資源価格の高騰や食料需給に過度なストレスを与えている。

    ifsインサイト コラム サステナビリティ
  • サステナビリティ戦略アップデート             第6回 脱炭素経営のはじめ方                    ifs未来研究所 山下徹也

    前回の連載では、環境・社会課題における梃子としての要素が大きい「脱炭素」について、国際動向や日本企業のビジネス機会を織り交ぜ、ファクトをベースにしながら概観してきた。主に環境戦略でイニシアティブを握ろうとするEUの思惑、国境という概念ではなく価値観を重要視するGAFAMなどの企業視点、米国のグローバル覇権に対抗するかたちで脱炭素やテック関連で世界最大の経済圏を狙う新脱炭素型シルクロードなどにもふれてきた。  気候変動に対応しないことのダイベストメントリスクなどにもふれさせていただいた。日本の展望として脱炭素と経済の実務化の観点から、欧州、米国、中国と覇権争いをするのではなく、脱炭素ビジネスの仕組みを確立し、主に成長するアジア市場でいかに脱炭素分野で貢献できるか、国際競争力の向上、気候変動危機双方の観点から勝機があることをお伝えしてきた。

    コラム ifsインサイト サステナビリティ
  • ソトの時代

    最近、withコロナに絡んで、「ソト」が注目されている。 いわゆるコロナで脚光を浴びた、キャンプやグランピングなどの「ソト」で遊ぶレジャーも、引き続き注目されている。 他の先進国に合わせるかのように、マスクの制限解除の方向性が徐々に打ち出されてきている。但し、それは、屋外=「ソト」にいる場合で、しかも周囲の人との距離が十分に確保できる場合に限られており、公共交通機関などでは引き続き、マスク着用の方針がだされた。 さらに、学校においても、熱中症予防の観点から、登下校時という「ソト」ではマスクを外す指導が行われる。

    コラム 太田の目
  • 三極化という縮図

    新型コロナウィルスの新規感染者数は、まだまだ多いものの、このゴールデンウィークは、久々に行政からの行動制限が出されない大型連休となった。生活者は徐々に行動を活発化し初めているし、近い将来、インバウンドも回復していく局面を迎えるだろう。 そのタイミングと合わせるかのように、銀座には新たなトレンドが生まれている。それは100円ショップや300円ショップの出店ラッシュである。DAISOは、大型店をマロニエゲートにオープン。その向かいの西銀座デパートには「3COINS」が登場。さらには、「Seria」が出店した。

    コラム 太田の目
  • サステナビリティ戦略アップデート             第5回 国際動向から読み解く脱炭素化                    ifs未来研究所 山下徹也

    本連載のここまで4回では、前半でサステナビリティ経営に向けた基礎情報について、後半では産業構造や社会システムの変革のアプローチとしての新提案「インクルーシブインパクト」とその事例として国内外のファッション業界について展開してきた。ファッション産業は時代の価値観をいち早く表層化する産業であり、生活者接点も多いことから、産業セクターが異なる読者のみなさまの参考になればと考えて解説させていただいた。  第5回となる今回は、環境・社会課題における梃子としての要素が大きい「脱炭素」について、国際動向や日本企業のビジネス機会を織り交ぜ、ファクトをベースにしながら概観していく。

    コラム ifsインサイト サステナビリティ
  • 売らない百貨店・売られる百貨店

    ここのところ、立て続けに百貨店各社が、“売らない店”の展開を開始している。いわゆるOMO型店舗とか、ショールーミングストアなどと言われる店舗である。渋谷西武では、2021年9月から「CHOOSEBASE SHIBUYA」を、大丸東京店では「明日見世」が10月から展開されている。さらには、2022年4月には新宿高島屋でショールーミング型店舗が開設されると発表された。 いずれも、ネットを中心とするD2Cブランドを中心に品揃えを行い、店頭ではサンプルのみが展示され、ネットに誘導する仕組み。決済もネット上で行われる。百貨店は店頭での在庫を持たずに商品を販売することができ、D2Cブランドは百貨店の集客力を生かして、幅広いお客様に商品が紹介できる。高島屋が予定している店では、AIカメラなどの分析データや、販売員からの情報もブランド側にマーケティングデータとして提供される。

    コラム 太田の目
  • サステナビリティ戦略アップデート第4回 ファッションを愛するすべての人へ

    業界全体で課題解決に取り組むファッション産業の動き 今回で4回目を迎える本連載であるが、前回は、個社で解決がむずかしい産業構造や社会システムの変革のアプローチについて、筆者考案のステークホルダー全体で協働する「インクルーシブインパクト」を説明させていただいた。今回は、産業モデルの循環型への変革、カーボンニュートラルに動きだした国内外のファッション産業に焦点を当て、インクルーシブインパクトと重なる部分を概観していきたい。異業界でも、VUCA時代の協働のアプローチとして、読者のみなさまの事業あるいは産業に共通の視座を見出す一助となれば幸甚である。

    コラム ifsインサイト サステナビリティ
  • 昭和なテック

    最初に断っておくが、筆者はメタバース(※1)市場に詳しいわけではない。 ラグジュアリーブランドやファッション企業が、次々とデジタルファッションやNFTコレクション(※2)と呼ばれるバーチャルな商品を展開し始めている。さらには、ナイキのように、これらのバーチャルなファッションを制作するスタジオを買収する動きも始まっている。 バーチャルな空間では、リアル空間のように食事をしたりする必要はない。アバターが街にでかけたり、他のアバターの家に行ったりするため、洋服は必要になる。しかも、様々なものが自由であるバーチャルな空間では、洋服は他のアバターと識別する役割、もしくは個性を発揮する重要なツールとなる。

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  • 2022年ifs新春フォーラム動画掲載 若い世代が創出する「SDGs」時代

    2022年の新春フォーラムでは、今、だれもが外せないテーマ「SDGs」を当社ならではの“世代”を切り口に企画しました。

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サステナビリティ戦略アップデート(毎月末頃 更新予定)

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ifs名物プランナー太田敏宏によるコラム「太田の目」(毎月25日頃 更新予定)

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