ifs未来研究所
モノや情報が溢れ返り、ひとつの商品やサービスをとってみても“生活者”自身が常に理性的に判断できる範疇を超え、ますます複雑化。
生活者の感情や心に訴え、自分ごと化させ、共感してもらうというプロセスが必要不可欠になっている今だからこそ、ifs 未来研究所では、「時代の気分」「生活者の価値観」「ビジネスの可能性」といった視点から、少し先の未来について様々な切り口から情報を発信。
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2019 年の生活者の気分 変化著しい時代、柔軟な思考・行動力を持つ自分に調整する年に
伊藤忠ファッションシステム(以下、ifs)の「生活者の気分」リサーチも今年15年目を迎える。変化の激しい時代に、生活者はどんな気分を求めているのか。今回は、ボリューム層である団塊ジュニア世代が総じて50代になる2025年にフォーカスし、経済や地球環境のイメージ、自身の暮らしのあり方について探った。調査結果から、自分のペースなど、まずは身近な環境を整え直すことを優先するが、いずれは社会・自然環境など広い視野を持って暮らしを組み立てていきたいという生活者の意向が見えてきた。
コラム FASHION ASPECT -
~コト消費のその先は?~トレンドとは逆行!?一体感と周囲との適度な距離感を演出した、「一人モード」になれるストイック系スタジオの人気が再燃中。
今や「健康志向」は当たり前のものとなり、街中にはホットヨガや24H営業のジム、パーソナルジムなど、多種多様なフィットネスジムが立ち並んでいます。特に震災後は、「足元を見つめ直した土台作り」といった生活者気分から「資本としての自分を鍛えるストイック系フィットネス」が人気となり定着しました。 それから5年以上が経った今、リラックスや疲労回復を目的としたスタジオも現れ始め、新たなトレンドの兆しを見せています。そんな中、トレンドを逆行するかのようにストイック系エクササイズに取り組む若者が増えているとよく耳にするようになり、今回私は、短時間で集中的に鍛える事ができるとインスタで話題のボクササイズを体験し、若者から注目を集める理由を考察したいと思います。
コラム Knowledge モノを買わない世代の気分消費 -
健康とホスピタリティが融合したヘルスツーリズムの急成長
メディカルツーリズム急成長の背景には、「世界人口の急速な高齢化」、「発展途上国に於けるミドルクラスの拡大」や「ウェルビーングや健康に対する消費者文化の成長」があり、医療ツーリズムに参加する旅行者の主な動機としては「安価な料金」、「多種多様なサービスの可用性」が挙げられる。 米国人が注目するトレンドをご紹介させていただきます。
コラム 海外レポート -
生活者の消費行動を読み解く。モノを「 手放す」ムードによって見えた次代の新しい買い方とは
「モノを買わない生活者」などと言われるようになって久しいが、生活者が今、「買いたいもの」そして「手放したいもの」とは一体何であるのか。伊藤忠ファッションシステム株式会社では各世代にWebアンケート調査、ビジュアルアンケート調査を実施し、その実態を探った。そこから見えてきたことは、捨てる、売るなど「手放す」ことに向き合う機会が多くなったことで、新たな買い方が志向されているということ。“所有”よりも“活用”の時代へと着実にシフトしている中、今後の消費の方向性を探る。
コラム Knowledge -
米国の多様化する働き方:営業時間外のレストランが仕事場に!
今日米国では、個々のワークライフバランスの改善を図るために、時間や場所の制約、従来の価値観に縛られない柔軟で多様な働き方が浸透しつつある。WeWorkに代表されるコワーキングスペースからお気に入りのカフェまで、様々な場所が仕事場になりうるという認識が定着し始めている。
コラム 海外レポート -
Gen X動向:自分の時間をマックスに楽しむ世代
近年、ミレニアルズやその後続世代のGeneration Zの消費動向に注目が集まりがちだが、現在、上世代は50代を越え下世代は40代に突入したジェネレーションXの消費動向にも注目が集まっている。可処分所得が高く、夫婦共稼ぎの世帯が多い彼らは、外食とエンターテーメントに於ける消費額が他世代よりも多いのが特徴。急速なペースで消費を行うパワフルな世代の最新消費動向をお伝えいたします。
コラム FASHION ASPECT -
~コト消費のその先は?~動物カフェに集う若者。SNS疲れを癒しながら、スマホ片手にちゃっかり自分ブランディングする
ここ数年「空前のペットブーム」が到来しており、飼育のしやすさから特に猫に注目が集まり、飼育数は犬と同程度になったと聞きます。癒しを求めた単身女性が牽引してきたと言われていますが、これをきっかけに、実際に飼えない人でも動物と触れ合える多種多様の動物カフェも登場しはじめました。 最近では蛇などにフォーカスを当てた爬虫類カフェが存在するなど、一見すると癒しとは程遠い動物たちが、実は今、若者に最もウケているそうです。今回はその一風変わった動物カフェの実態と若者が何を求めてその場に足を運ぶのか、その訳を探ってきました。
コラム Knowledge モノを買わない世代の気分消費 -
激動の平成ファッションビジネス史と次代の展望(後編)ファストファッションの市場席捲と急速なEC化が進んだ平成後期
10月号に引き続き、「激動の平成ファッションビジネス史」を振り返るとともに、次代への視点を探ってみたい。前編ではバブル期~バブル後の不況期を取り上げたが、後編では、21世紀を目前に控えた平成10年(1998)からスタートする。平成20年代に入ると本格的にファストファッションが市場をけん引し、ZOZOTOWNに代表されるファッションECモールが台頭するなど、ファッション流通は大変革期を迎えた。
コラム FASHION ASPECT Knowledge -
ファッションを再定義する:ifs fashion insight開催レポート:第2回:いまどき女子にとってのファッションを再定義する【Part③】
伊藤忠ファッションシステム株式会社(以下、ifs)では、次代に向けてのファッションの意味・役割を再定義し、新たなビジネスの視点を提案するコアプロジェクトとして、今年3月にトークセッションシリーズ「ifs fashion insight」を始動した。 vol.2の開催レポート【Part②】では、 “いまどき女子”のリアルな消費意識やストリートファッションに迫ってみたが、Part③では、いよいよ “いまどき女子”との関係作りのヒントを探ってみる。
対談 FASHION ASPECT Knowledge -
ファッションを再定義する:ifs fashion insight開催レポート:第2回:いまどき女子にとってのファッションを再定義する【Part②】
伊藤忠ファッションシステム株式会社(以下、ifs)では、次代に向けてのファッションの意味・役割を再定義し、新たなビジネスの視点を提案するコアプロジェクトとして、今年3月にトークセッションシリーズ「ifs fashion insight」を始動した。
対談 FASHION ASPECT Knowledge -
ファッションを再定義する:ifs fashion insight開催レポート:第2回:いまどき女子にとってのファッションを再定義する【Part①】
伊藤忠ファッションシステム株式会社(以下、ifs)では、次代に向けてのファッションの意味・役割を再定義し、新たなビジネスの視点を提案するコアプロジェクトとして、今年3月にトークセッションシリーズ「ifs fashion insight」を始動した。このプロジェクトでは、今の時代を敏感に感じとるゲストたちによるトークをもとに、時代の流れの中でのファッションの変化・変質を明らかにするとともに、次代のファッション×ビジネス視点について検討を重ねることを目指している。
対談 FASHION ASPECT Knowledge -
映画“Crazy Rich Asians”:米国内のアジアンパワー
この夏一番注目されている映画といえば、“The Joy Luck Club”( 20世紀初頭のサンフランシスコを舞台に、中国から移住し苦難の人生を生きてきた4人の女性と、アメリカ人として生まれ育った彼女達4人の娘達の世代間の相違と心の絆を描いた作品)以来、25年ぶりに公開されたオールアジア人キャストのハリウッド映画 でアジア人の超富裕層の生活を描いたモダンロマンティックコメディ“Crazy Rich Asians”だはないだろうか。
コラム 海外レポート -
~コト消費のその先は?~今、新たに注目が集まる「純喫茶」。若者を惹きつける魅力は、「原点を感じさせるシンプルさ」と「押し付けがましくない在り方」
今やコンビニより店舗数が多いと言われる喫茶店。サードウェーブコーヒーブームを背景に、若者たちからの注目を浴び、家や学校・職場に次ぐ「第3の居場所(サードプレイス)」として時間を消費する場所となっています。そんな中でも今、話題の中心となっているのが中高年男性の憩いの場というイメージが強い「純喫茶」です。書籍も続々と発売されているほかファッション誌でも取り上げられるほどで、Instagramでも「#純喫茶」と検索すると若者によって投稿された写真が沢山でてきます。今回はなぜ今、若者が純喫茶に魅力を感じているのか、新宿にある老舗の2軒に足を運んで共通するポイントを探ってきました。
コラム モノを買わない世代の気分消費 -
激動の平成ファッションビジネス史と次代の展望(前編)卸ビジネスから小売ビジネスへのシフトが鮮明になった平成前期
2019年5月1日の改元によって30年強続いた平成時代が終わりを告げようとしている。この30年間を振り返ると、日本のファッションビジネスにとっては、まさに激動の時代だったといえる。次代のタームにつながる新たな機軸を考えるために、本号と次号の2回にわたり、「平成ファションビジネス史」を振り返ってみたい。
コラム FASHION ASPECT -
米国:進化するコンビ二
長年変化がなかったこのコンビ二業界に、ディスラプションが起きはじめている。その背景には、①新しいテクノロジーの登場、②持続不可能なフードシステムや原材料調達から生産・販売に至るまでの既存の物流システムに異議を唱えるミレニアル世代が起こした消費者革命が挙げられる。 今回は注目の新形態を中心にご紹介させていただきます。
コラム 海外レポート -
~コト消費のその先は?フェス化する映画上映、世界観に深く入り込める仕掛けにLINE世代の注目が集まる
LINE世代が10代を過ごした2000年代後半から2010年代前半にかけて、映像を取り巻く環境が大きく変化しました。近年では、SHOWROOMやTik Tokといったサービスも人気を集め、自分の端末であらゆる映像を発信し、コストもあまりかからずに鑑賞できるようになりました。そのような環境下に育った私達は、“個”として気軽に映像との接点を持つことが当たり前になっていますが、今、それとは反する「爆音映画祭」なる映画館での鑑賞イベントが若者の間で話題を呼んでいるようです。今回はこの「爆音映画祭」を体験し、その魅力を探ってきました。
コラム モノを買わない世代の気分消費 -
キャッシュレス経済に向かう米国の今、P2P 金融サービス(個人間送金)の急成長を追う
モバイル端末とクレジットカードの普及により、キャッシュレス経済に向かう米国では、現在「モバイルP2P※1金融サービス(個人間の送金)」がミレニアル世代※2やZ世代※3といった若年層の間で人気を博し、急成長している。米国の若者たちの間では、夕食や旅行、光熱費から家賃まで友人と割り勘や立て替えをする際、アプリを通じてスマートにやり取りするのが当たり前。米国におけるモバイルペイメントの最新動向を紹介する。
コラム FASHION ASPECT 海外レポート -
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米国ワークアウトトレンド:Active Intelligence
今までのがむしゃらなワークアウトや痛みなくして得るもの無しといったコンセプトから、より効率的で個のニーズにあったActive Intelligenceの流れが盛んになってきている。 注目のトレンドを中心にご紹介いたします。
コラム 海外レポート